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BCLベリカード 南日本放送 JOCS 1975年受信 郵便ハガキ使用済み1,四国放送 ベリカード: BCLとライセンスフリーラジオの日記,ベリカードコレクション(1),ベリカードコレクション,ベリカードコレクション 30年前のベリカードたち1970年代、世の中の中高生男子の間で、BCLという趣味が白熱したことをご存知でしょうか。BCLとは、Broadcast Listening / Listenersの略称です。ラジオ放送、なかでも短波によるラジオの国際放送を受信して楽しむ趣味のことです。ただ、それだけなら外国語ができない中高生が夢中になるはずがありません。BCLがブームになった理由は、還暦を過ぎた出品者が今思いかえすと、二つありました。ひとつは、海外短波放送を受信できる高性能ラジオが発売され、中高男子を虜にしていたためです。ソニーのスカイセンサー、ナショナル（現在のパナソニック）のクーガなど、メカっぽいラジオが次々と売り出されました。もう一つの理由はコレクションです。BCLの最大の楽しみは、ベリカード集めでした。ベリカードとは Verification Card（受信確認証）のことで、QSL カードと呼ばれることもありました。これは、短波放送のリスナーが放送局に受信報告書を書いて郵送すると、そのお返しにもらえるハガキ大のカードのことです。本出品は当時のコレクションです。ただし、海外短波放送は雑音が多くて聞き取りにくい上、中高生にはあまり面白くなかったところにもってきて、英語で受信報告書を書くのはかなりたいへんな作業でした。その上、エアメール代もバカになりません。そこで、多くの中高生は、ベリカード目当てに国内の中波放送局に返信用切手を同封して、ベリカードをねだるという、本来のBCLの精神を逸脱する挙に出たわけです。今回の出品は、その哀しい夢のあとです。日本全国津々浦々から届いたベリカードは、いまみるとたいへん時代を感じさせます。また、郷土色も豊かで楽しいです。ちなみにラジオオーストラリアのベリカード（画像14および15）だけは正真正銘の海外短波放送のリスナーとして受信報告書を書いて、その見返りに海を超えて届いたものです。専用のQSLカードホルダーに収納したまま出品いたします。すべて記名ありです。